刺繍の始め方:刺繍枠と糸の選び方、図案の写し方、最初に覚えたい基本のステッチ
TUREFF• •0
刺繍は、針と糸だけで布の上に絵を描くように表現できる手芸です。ハンカチやトートバッグにワンポイントを入れたり、刺繍枠ごと飾ったりと、小さな作品から気軽に楽しめます。
1. そろえたい道具
刺繍枠:直径10〜15センチ程度が扱いやすく、初心者におすすめです。布をぴんと張ることで、きれいに刺せます。
布:綿や麻(リネン)の平織りで、ほどよい厚みのもの。伸びる布や薄すぎる布は最初は避けましょう。
刺繍糸:最も一般的なのは25番刺繍糸で、細い糸6本がより合わされています。必要な本数を1本ずつ引き抜いて使います。細い線は2本取り、面を埋めるときは3本取りなど、表現に合わせて調整します。
刺繍針:糸を通しやすい、穴の大きな針を使います。
糸切りばさみ、図案を写すためのチャコペーパーや、水で消えるペン。
2. 下準備
新しい布は、一度水通しをしてアイロンをかけておくと、仕上がり後の縮みを防げます。
図案の写し方:布の下に図案を置いて透かしてなぞる、チャコペーパーで写す、水溶性の図案シートを使う、などの方法があります。
刺繍枠の外枠のねじをゆるめ、内枠に布をのせて外枠をはめ、布を均等に引っぱりながらねじを締めます。
糸は50センチくらいの長さに切ると、絡まりにくくなります。
3. 基本のステッチ
ランニングステッチ:表と裏に同じ長さで縫い進める、いちばん簡単なステッチ。点線のような線になります。
バックステッチ:ひと針ずつ戻りながら縫う方法で、しっかりした線が描けます。文字や輪郭に最適です。
アウトラインステッチ(ステムステッチ):ねじれたロープのような線になり、植物の茎やつるに向いています。
サテンステッチ:糸を平行にぎっしり並べて面を埋めるステッチ。花びらや葉っぱに使います。きれいに仕上げるには、先に輪郭を刺してから埋めるのがコツです。
フレンチノットステッチ:針に糸を1〜2回巻きつけて、小さな玉結びの点を作ります。花の中心や水玉に。
レゼーデイジーステッチ:小さなループで花びらを作る、かわいらしいステッチです。
最初は試し布で、それぞれのステッチを練習しましょう。
4. きれいに仕上げるコツ
糸を強く引きすぎないようにしましょう。布がつれてしわになります。
裏側で離れた場所に糸を長く渡すと、薄い布では表に透けて見えます。
糸がよじれてきたら、針を下にたらして自然にほどけるのを待ちます。
最初は小さく、色数の少ない図案から始めると完成させやすく、達成感があります。
5. 仕上げ
図案の線は、使ったペンの説明に従って水や熱で消します。
刺繍枠ごと飾る場合は、裏の余った布を数センチ残して切り、ぐし縫いで絞るか、枠の内側に貼り付けて整えます。
洋服やバッグに刺繍した場合は、裏返してネットに入れ、やさしく洗いましょう。伸びる素材には、裏に接着芯を貼ってから刺すと、ゆがみにくくなります。
この部屋では、作品の写真や図案のアイデア、ステッチの質問などを気軽に共有しましょう。