レザークラフト入門:最初にそろえる道具、革の選び方、手縫いの基本と簡単な作品づくり
TUREFF• •0
レザークラフトは、革を切って、穴を開けて、縫って、自分だけの革小物を作る趣味です。使い込むほど色や艶が変わる「経年変化」を楽しめるのも魅力です。キーホルダーやカードケースなど、小さなものなら最初の一日で完成させることができます。
1. 最初にそろえたい道具
カッターまたは革包丁:革を切るための刃物。替え刃式のカッターで始める人も多いです。
カッティングマット、金属定規。
菱目打ち:縫い穴を等間隔に開ける道具。2本目と4本目など、本数違いがあると便利です。
木づち(ゴム製やポリ製のハンマー)と、下に敷くゴム板。
手縫い針2本と、ロウ引きの糸。
へり落とし:革の角を丸く削って仕上げをきれいにする道具。
ネジ捻やディバイダー:縫い線を引くための道具。
トコノールなどの仕上げ剤と、スリッカー(磨き棒):革の裏面やコバ(断面)を磨くのに使います。
接着剤(革用)。
初心者向けのスターターセットもあります。必要な道具がひととおり入っていて便利です。
2. 革の選び方
ヌメ革(植物タンニンなめしの革):加工しやすく、使うほどに色が深まり、経年変化を楽しめます。レザークラフトの定番です。
クロム革:柔らかく、水や傷に比較的強い。ただし、コバ磨きや型押しには向きません。
厚さは用途によって選びます。財布や小物なら1.0〜1.5ミリ程度、キーホルダーやベルトはもう少し厚めが目安です。
最初は端切れのはぎれセットを買って、いろいろ試してみるのもおすすめです。
3. 基本の流れ
型紙を作る:厚紙で作って、革に写します。
裁断:定規を当て、刃を垂直に保って、数回に分けて切ります。一度で切ろうとすると、ずれやすくなります。
床面とコバの処理:裏面(床面)を仕上げ剤で磨き、毛羽立ちを抑えます。
接着:貼り合わせる部分を接着剤で仮止めします。
穴あけ:縫い線に沿って菱目打ちを打ちます。前に開けた穴に1本目を重ねると、間隔がそろいます。
縫う:手縫い。
コバ磨き:へり落としで角を落とし、ヤスリで整えてから、仕上げ剤をつけてスリッカーで磨きます。断面がつるつるになると、ぐっとプロっぽく見えます。
4. 手縫い(平縫い)の基本
糸の両端に針を1本ずつ付け、1つ目の穴に通して左右の長さをそろえます。
同じ穴に、表側から、裏側から、と2本の針を交互に通していきます。いつも同じ順番で通すと、縫い目がきれいにそろいます。
縫い終わりは数目戻って縫い、糸を切って処理します。
手縫いはミシン縫いよりも丈夫で、1本の糸が切れてもほどけにくいのが特長です。
5. 最初の作品におすすめ
キーホルダー:パーツが少なく、穴あけと縫いの練習にぴったり。
カードケース、名刺入れ:直線縫いだけで作れます。
コースター、ペンケース、L字ファスナーの小銭入れなどと、少しずつステップアップしていきましょう。
6. 安全と手入れ
刃物はよく切れるものを使うほうが、かえって安全です。切る方向に手を置かないようにしましょう。
木づちを打つ作業は音が出ます。集合住宅では、時間帯やゴム板の厚さに気をつけましょう。
完成した革製品は、ときどき乾いた布で拭き、乾燥が気になれば専用のオイルやクリームを少量使います。
この部屋では、作品の写真や型紙のアイデア、道具の相談などを共有しましょう。