DTMを始める:DAWの選び方、オーディオインターフェースとモニター環境、1曲を完成させる流れと著作権の注意
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パソコン一台で作曲から録音、ミックスまでを行うDTM(デスクトップミュージック)は、日本でも多くの人が楽しんでいる趣味です。ボーカロイドや「歌ってみた」、自主制作の音楽配信など、自宅で作った曲を発表する場も広がっています。始めるための基本をまとめます。
DAWを選ぶ
DAWは、録音・打ち込み・編集・ミックスを行う中心となるソフトです。Cubase、Studio One、Logic Pro(Macのみ)、Ableton Live、FL Studioなどがよく使われます。Macには無料のGarageBandもあります。
どれも十分な機能を持っています。操作画面が自分に合い、日本語の解説や教材が多いものを選び、まずは一つを使い込むのが上達の近道です。
ソフトは正規版を使いましょう。体験版や機能を絞った安価なエディションもあります。
機材をそろえる
パソコン:メモリと処理性能に余裕があるほど、多くのトラックやプラグインを使えます。
オーディオインターフェース:マイクや楽器を接続し、音質を上げ、遅延を減らします。入門用なら2入力のもので十分です。
モニターヘッドホン、モニタースピーカー:色付けの少ない音で聴けるものを。日本の住宅事情では、まずヘッドホンから始める人が多いです。
MIDIキーボード:メロディーや和音の打ち込みに便利。25鍵や49鍵なら机に置けます。
マイク:歌を録るならコンデンサーマイクが一般的で、ファンタム電源が必要です。高いマイクより、静かで響きの少ない部屋の方が大切です。
最初からすべてそろえる必要はありません。パソコンとヘッドホンだけでも学び始められます。
1曲を完成させる流れ
1. 8小節のループを作る:リズム、コード、メロディーの三つから。
2. 構成を考える:イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、アウトロ。好きな曲の構成を参考にしましょう。
3. アレンジ:ベース、ドラム、コーラス、上モノを加え、それぞれの音域がぶつからないように配置します。
4. 録音:歌や楽器を何テイクか録り、良いものを選びます。
5. ミックス:音量と定位を整え、EQやコンプレッサーで全体をすっきり聴きやすくします。
6. マスタリング:最後に全体の音圧と質感を整えます。
未完成の曲を十曲作るより、一曲を最後まで仕上げる方がずっと力がつきます。
上達のコツ
好きな曲をDAWで「耳コピ」して再現してみると、アレンジや音作りが一気に理解できます。
コード進行やリズムなど、基本的な音楽理論を少しずつ学びましょう。
長時間の大音量は耳を傷めます。適度に休憩を。
作品を発表して、ほかの制作者から具体的な感想をもらうと成長が早くなります。
著作権の注意
サンプル素材や音源は、商用利用や配信が許可されているライセンスのものを使いましょう。
他人の曲の音源やボーカル、伴奏を無断で使わないこと。
カバー曲やアレンジを公開・配信するときは、必要な許諾や、利用する配信サービスの規約を確認します。
自作曲を配信する場合は、プロジェクトファイルを保存しておくと、自分の作品である証明になります。本格的に活動するなら、著作権の管理団体や配信代行サービスの仕組みも調べておきましょう。