パスワード管理と2段階認証の基本:使い回しをやめる方法、パスワード管理アプリ、パスキー、フィッシング詐欺の見分け方
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ネットバンキング、ショッピング、SNS、メール。私たちは数十ものアカウントを使っていますが、同じパスワードを使い回している人は少なくありません。どこか1つのサービスから情報が漏れると、他のアカウントまで次々と乗っ取られる危険があります。今日からできる対策をまとめました。
パスワードの使い回しが危ない理由
攻撃者は、流出したメールアドレスとパスワードの組み合わせを、ほかのサービスでも次々と試します(パスワードリスト攻撃)。使い回していると、1か所の流出がすべてのアカウントの危険につながります。
強いパスワードとは
長いこと:短く複雑なものより、長いものの方が破られにくいとされています。
推測されにくいこと:誕生日、名前、電話番号、「password123」などは避ける。
サービスごとに違うこと:これが最も大切です。
パスワード管理アプリを使う
すべて違うパスワードを覚えるのは不可能です。そこで、パスワード管理アプリ(パスワードマネージャー)を使います。
スマホやブラウザに標準で付いているパスワード管理機能でも十分役立ちます。
アプリが長くランダムなパスワードを自動で作り、保存し、ログイン時に自動入力してくれます。
覚えておくのは、管理アプリ(または端末)のロックを解除するための、強いマスターパスワードだけです。
2段階認証を必ず設定
パスワードに加えて、スマホのアプリや生体認証で本人確認をする仕組みです。たとえパスワードが漏れても、第三者がログインするのを防げます。
特に優先したいのは、メール、ネットバンキング、証券口座、SNS、通販サイト。
メールアカウントは、ほかのサービスのパスワード再設定に使われる「親鍵」なので、最優先で守りましょう。
SMSより、認証アプリやパスキーの方がより安全です。
バックアップコード(予備のコード)は、紙に書いて安全な場所に保管しておきましょう。
パスキー
最近は、パスワードの代わりにスマホの顔認証や指紋認証でログインする「パスキー」に対応するサービスが増えています。偽サイトでは使えない仕組みなので、フィッシング詐欺にも強いのが特徴です。対応しているサービスでは、積極的に使ってみましょう。
フィッシング詐欺の見分け方
「アカウントが停止されます」「お荷物をお届けできませんでした」「未払い料金があります」など、不安をあおって急がせるメールやSMSは要注意。
差出人名が本物そっくりでも、リンク先のURLが公式のものと違うことがあります。
メールやSMSのリンクからログインせず、ブックマークや公式アプリから自分でアクセスする習慣をつけましょう。
銀行や公的機関が、メールやSMSでパスワードや暗証番号を聞くことはありません。
もし乗っ取られたら
すぐにパスワードを変更し、ほかのサービスで同じパスワードを使っていれば、そちらも変更する。
各サービスの「ログイン中の端末」を確認し、知らない端末をログアウトさせる。
クレジットカードや銀行口座に不正な利用がないか確認し、あればすぐにカード会社や銀行に連絡する。
被害に遭った場合は、警察の相談窓口や消費生活センター(消費者ホットライン188)にも相談できます。
家族のスマホも一緒に
高齢の家族はフィッシングの標的になりやすいです。一緒に2段階認証を設定し、「SMSのリンクは開かない、わからないときはすぐ家族に聞く」というルールを決めておくと安心です。