毒キノコの見分け方は「ない」:迷信の誤り、ハタケシメジやシイタケに似た毒キノコ、食中毒の症状と、採ったときの相談先
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秋になると「毒キノコ 見分け方」や「ハタケシメジ 似た毒キノコ」が多く検索されます。結論から言うと、素人が確実に使える「簡単な見分け方」はありません。毎年、キノコ狩りで採った毒キノコによる食中毒が起きています。
よく言われる迷信(すべて誤り)
「縦に裂けるキノコは食べられる」→ 猛毒のキノコにも縦に裂けるものがあります。
「地味な色のキノコは安全、派手な色は危険」→ 猛毒のドクツルタケは白色です。
「虫が食べているキノコは人も食べられる」→ 虫には平気でも人には有毒なものがあります。
「ナスと一緒に煮れば毒が消える」「塩漬けにすれば安全」→ 加熱や塩漬けで毒が消えるとは限りません。
食用キノコとよく間違えられる毒キノコ
クサウラベニタケ:ウラベニホテイシメジやハタケシメジ、シメジ類と間違えやすく、毎年のように食中毒の原因になっています。
ツキヨタケ:シイタケやヒラタケ、ムキタケに似ています。日本で特に多い毒キノコによる食中毒の原因です。
カキシメジ:シメジ類に似ています。
ドクツルタケ、タマゴテングタケの仲間:少量でも命に関わる猛毒です。
ニセクロハツ:致死的な中毒の報告があります。
同じ種類でも、生える場所や成長段階で見た目が大きく変わるため、図鑑の写真やアプリの判定だけで判断するのは危険です。
基本のルール
確実に食用と分かるもの以外は、採らない・食べない・人にあげない・売らない。
少しでも迷ったら食べない。
採ったキノコに毒キノコが一本でも混ざると、ほかのキノコにも毒が移る可能性があります。種類ごとに分け、怪しいものは全部捨てます。
食べる場合も、食用キノコに詳しい人や地域の専門機関で確認してもらいます。
相談先
都道府県や保健所、林業試験場などで、採ったキノコの鑑定や相談を受け付けている地域があります。キノコの季節に相談窓口を設ける自治体もあるので、事前に確認しましょう。
食べてしまったかもしれないとき
主な症状:食後数十分から数時間で、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛。キノコによっては、半日以上たってから肝臓や腎臓に重い障害が出るものもあります。いったん症状が治まっても安心はできません。
すぐに医療機関を受診してください。食べたキノコの残りや写真を持っていくと、診断に役立ちます。
判断に迷うときは、救急安心センター(#7119、実施地域のみ)や、日本中毒情報センターの中毒110番に相談できます。
安全にキノコを楽しむなら、市販の栽培キノコを選ぶか、詳しい指導者がいる観察会やキノコ狩りツアーに参加しましょう。