うさぎを迎える前に:牧草が主食の理由、ケージと部屋んぽ、暑さ対策、抱っこのしかた、すぐ病院に行くべきサイン

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うさぎは鳴き声が小さく、散歩も要らないことから、マンションでも飼いやすいペットとして人気があります。けれども、実際には繊細で、食事や温度の管理を間違えると体調を崩しやすい動物です。寿命は種類や個体によりますが、7〜10年ほど、長生きすると10年を超えることもあります。迎える前に知っておきたいことをまとめました。 主食は牧草 うさぎの食事の中心は、いつでも食べ放題のチモシーなどのイネ科の牧草です。 うさぎの歯は一生伸び続けます。繊維の多い牧草をたくさん噛むことで歯がすり減り、正しい長さに保たれます。 牧草は腸の動きを保つためにも欠かせません。うさぎの腸の動きが止まると命に関わります。 アルファルファは栄養価が高いので、成長期の子うさぎ向けです。大人のうさぎには少量にしましょう。 ペレット、野菜、おやつ ペレットは補助です。パッケージの目安と体重に合わせて、量を守って与えます。 野菜は少量ずつ、一種類ずつ慣らします。小松菜、大葉、パセリ、セロリの葉、にんじんの葉などがよく使われます。洗ったら水気を切ってから与えます。 にんじんや果物は糖分が多いので、おやつとしてごく少量に。 与えてはいけないもの:玉ねぎ、ねぎ類、にら、にんにく、アボカド、チョコレート、ジャガイモの芽や皮、人間のお菓子やパン。 新鮮な水はいつでも飲めるようにしておきます。 ケージと部屋んぽ ケージは、うさぎが中で伸び上がったり、横になって体を伸ばしたりできる大きさを選びます。 床が金網だけだと足の裏を痛めること(ソアホック)があります。すのこやマットを敷きましょう。 一日に一度は、部屋の中で安全に遊ばせる「部屋んぽ」の時間をつくります。 うさぎは何でもかじります。電気コードはカバーで保護し、観葉植物や薬、小さな物は届かない場所へ。かじると危ない植物も少なくありません。 トイレは、ケージの隅に置いて牧草を近くに置くと覚えやすくなります。 暑さと寒さ うさぎは暑さにとても弱い動物です。日本の夏は、室内でも熱中症の危険があります。 夏はエアコンで室温を管理し、目安としておおむね20〜25度前後を保ちます。直射日光の当たる窓際にケージを置かないでください。 留守中もエアコンを切らないことが大切です。 冬は急な冷え込みに注意し、すきま風の当たらない場所に。 呼吸が速い、ぐったりしている、耳がとても熱い、よだれが出ているなどは熱中症のサインです。体を少しずつ冷やしながら、すぐ動物病院に連絡しましょう。 抱っこのしかた うさぎは捕食される側の動物で、持ち上げられるのを本能的に怖がります。 抱くときは、片手で胸の下を、もう片方の手でお尻をしっかり支え、体に引き寄せます。 耳をつかんで持ち上げるのは絶対にやめてください。 暴れると背骨を痛めることがあります。低い姿勢で、床の近くで扱いましょう。 小さな子どもが抱っこするのは危険なので、大人が見守り、座った状態で膝の上に乗せる程度にします。 避妊・去勢 繁殖させないなら、避妊・去勢手術を検討しましょう。望まない繁殖を防ぐほか、雌は子宮の病気のリスクを下げるとされ、雄はスプレー行動などが落ち着くことがあります。 うさぎの診療に慣れた獣医師に相談してください。 すぐ病院に行くべきサイン 半日ほど何も食べない、またはうんちが出ていない。腸の動きが止まっている可能性があり、翌日まで待たずに受診します。 うんちが極端に小さくなった、数が減った。 下痢、頭が傾いている、鼻水や涙が多い、よだれで口の周りが濡れている。 じっとうずくまって動かない、強く歯ぎしりをしている。 うさぎは不調を隠すのが上手な動物です。迎える前に、うさぎを診られる動物病院を探しておきましょう。夜間や休日の対応も確認しておくと安心です。

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