屋久島を歩く:縄文杉と白谷雲水峡の準備、雨対策と島のルール

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鹿児島県の屋久島は、樹齢数千年といわれる屋久杉の森、苔むした渓谷、九州最高峰の宮之浦岳がそびえる島です。1993年に白神山地とともに日本で初めて世界自然遺産に登録されました。「ひと月に35日雨が降る」といわれるほど雨の多い島で、山歩きにはしっかりした準備が欠かせません。 縄文杉へのトレッキング 縄文杉は、屋久島を代表する巨大な屋久杉です。荒川登山口から往復でおよそ10時間、距離にして20km以上を歩く長いコースです。 前半はトロッコ道を歩き、後半は大株歩道の急な登りが続きます。 夜明け前に出発するのが一般的です。ヘッドランプを必ず持ちましょう。 登山シーズンの多くの期間は、荒川登山口へのマイカー乗り入れが規制され、登山バスを利用します。時刻表と乗車券の購入方法を事前に確認しておきましょう。 体力に自信がない人や初めての人は、ガイド付きツアーを利用すると安心です。 白谷雲水峡 苔むした森が広がる白谷雲水峡は、比較的短い時間で屋久島らしい森を歩けるスポットです。「苔むす森」まで往復で数時間。 雨のあとは岩や木道が滑りやすいので、足元に注意しましょう。 雨対策と装備 上下セパレートのレインウェアは必須です。傘では対応できません。 防水性のある登山靴、ザックカバー、着替え、タオル、行動食、十分な水を用意します。 山の上は平地よりかなり寒く、冬は雪が積もります。季節に合った防寒具を持ちましょう。 大雨のときは沢が増水し、渡れなくなることがあります。天気予報を確認し、無理をせず引き返す判断も大切です。 登山届を提出し、家族や宿に行き先を伝えておきましょう。 島のルール 山に入る際には、環境保全のための入山協力金をお願いしています。 山中のトイレは限られています。携帯トイレを持参し、指定のブースや回収箱を利用しましょう。 登山道を外れない、植物を採らない、ごみは持ち帰る、が基本です。 ヤクシカやヤクザル(ニホンザルの亜種)にえさを与えないでください。 ウミガメの産卵 永田浜などの砂浜は、アカウミガメの日本有数の産卵地です。産卵シーズンの夜は、観察会のルールに従い、ライトやフラッシュを使わず、むやみに浜に立ち入らないようにしましょう。 島内の移動 屋久島へは、鹿児島から高速船、フェリー、飛行機で渡ります。高速船は天候によって欠航することがあります。 島内はバスの本数が少ないので、レンタカーを利用する人が多いです。シカやサルが道路に出てくることがあるので、スピードを控えめに。 ゆっくり滞在を 屋久島は、天候に左右される島です。日程には予備日をとり、雨の森もまた美しいと楽しむくらいの気持ちで出かけましょう。

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